コラム#4 我が家の長男(満3才)の韓国語と日本語について

こんにちは。

韓国でこどもさんへの(継承)日本語に携わっている方へのサポートをさせていただきます、花咲くこども日本語クラブ@韓国です。

毎週月曜日と木曜日を定期更新日にして、ホームページの利用方法やこどもの継承日本語教育に関するコラムなどを書いていきます。

前回の投稿はこちら→ コラム#3 日本語もわが子の母語にしたいと決めたなら…


前回は、日本語も子どもの母語にしたいのなら、周囲のプレッシャーに負けずに一貫して日本語でお子さんに話しかけましょう、というお話をしました。

これまで3回のコラムのの締めとして僭越ながら私のケースをお話したいと思います。

結果から申しますと、私は周囲のプレッシャーに負けました。でも、今必死に途中修正をかけているところです。

 

我が家は夫と2015年生まれの長男と2017年生まれの次男と私の4人家族です。

夫は日本語ができますが、私が日本語で子育てをすることには”韓国語が遅れるのでは?”と否定的です。

2017年生まれの次男はまだあまりしゃべりませんので、2015年10月生まれの長男の話をしたいと思います。

長男が生まれたとき、私は義両親と同居していました。

義父は仕事の関係で簡単な日本語は分かりました。義母は少しひらがなが読める程度です。

私が韓国語が充分にできたこともあり、子どもに日本語で話しかけることは歓迎されませんでした。

幼い頃から日本語も韓国語も聞いていたら混乱して韓国語が遅れるのでは?というのが理由でした。

我が家は日本へ移住する予定がないので、子どもたちは韓国の一般的なオリニチプ、幼稚園、学校へ通うことは確定的です。

そのため韓国語が遅れることが問題だという意識はもちろん私の中にありましたが、妊娠中からバイリンガル教育に関する内容をネットや本で学んでいたので、幼い頃から2言語(一親一言語が理想的)で話しかけるのは正しい方法であり、日本語も韓国語も母語にするのは可能であるという自信がありました。

ただ、その自信をもってしても夫や義両親を説得するのは容易ではなく、寝かしつけのときに日本語の絵本を読んでいたら”日本語の本を読むな”と言われたこともありました。

 

悩んだ結果、義両親の前では日本語を封印しました。

 

子どもに対してのびのびと母語で話しかけられないことはストレスでしたが、それ以上に

私が我を通すことで家庭の雰囲気が悪くなることが嫌でした。

 

その分、義両親がいないときを狙っては日本語で話しかけ、NHKの子ども番組やしまじろうのDVDを見せたりしていました。

わが子と日本語でコミュニケーションがとれないなんて嫌だ!と必死でした。

 

バイリンガル家庭では一親一言語であることが良い環境とされています。

日本人のお母さんは日本語オンリーで、韓国人のお父さんは韓国語オンリーで、ということですね。

 

ただ、私は上の事情によりこの一親一言語ができませんでした。

(義両親がいるときは韓国語、夫と子どもだけのときは日本語)

苦渋の選択でしたが、後になってあの時諦めなくてよかったと思える日がきました。

 

 

長男が2歳半になったとき、義両親との同居を解消し、核家族で生活し始めました。

新居は義両親の家から徒歩3分(笑) 週に2度くらいはどちらかの家晩御飯を食べるくらい頻繁に行き来があります。

 

この引越しを機に、長男の日本語での発話がぐっと増えました。

長男は言葉が出るのが遅く、2才までは言える単語も少し、2歳半でも韓国語で2語文をしゃべれるかどうかというレベルだったのですが、2歳半を過ぎたあたりから韓国語では文章で流暢にしゃべれるようになり、日本語も文章でしゃべれるようになりました。

引っ越してから一親一言語の環境を作ってあげられたことと無関係ではないと思いますが、同居時代に必死になりながらも日本語インプットを続けていたことが大きかったと思っています。

長男は先日満3才になりました。これからますます話すことが楽しくなる時期だと思いますので、日本語でも言いたいことを充分に表現できるように日々日本語のエッセンスを注ぎ、インプットを増やしていきたいと思っています。

 

色々な理由でお子さんに充分に日本語を教えられないと悩んでいらっしゃるお母さん。

”この子と日本語でコミュニケーションをとりたい!”という思いを大切に、毎日少しずつでもいいので日本語エッセンスを注いであげてください。

その日本語能力が開くのが数ヵ月後か数年後か、それとも高校生大学生になってからかもしれませんが、お母さんの愛情と情熱はきっと実を結ぶはずです。

とはいえそれはとても孤独な戦いです。

花咲くこども日本語クラブ@韓国ではこれからも子どもの日本語教育に関するフラストレーションを発散できる仲間や先生とみなさんとが出会えるようコンテンツを充実させて生きたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

次回(今週木曜日)からは韓国でこども日本語教室を運営するにあたってのシミュレーションをみなさんと一緒にしていきたいと思います。お楽しみに^^

 

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